今年の車検で後輪を回したときに「ゴーッ」って音がする原因がミッションベアリングという部品の劣化であることが判明。
もうしばらくは持ちそうとのことだったけど、どうも不安要素を抱えたまま乗っていても楽しくない。それが顔に出ていたのか、奥さんが「早く治してもらったら?」と温かい助け舟。ありがたやー。
ということで主治医のショップに入庫。この際クラッチのオーバーホールもお願いすることに。
主治医にいただいた画像から抜粋して作業内容をご紹介。
まずはタンク、シート、リアタイヤ、スイングアームと外し、ようやくミッションケースを下ろす。しかしいつ見てもこの時代のBMWのフレームって細いですよね。
これがミッションケース。普段全く意識してないから「コレがそうなのか〜」というド素人な私。
ベアリングを新品に交換、外した部品とケースもキレイにしてもらって再び組み付け。
ちなみにBMW純正部品のこのベアリングは日本製だそうです。
これはシフトドラムという部品。こちらもスプリングを替えるなどリペアを実施。
ガスケットも新しくして組み上げ。しかし、こんな作業ができるショップはもう少ないんじゃなかろうか...。技術の伝承がこの年代のモデルの行く末を握っているような。
次はクラッチのオーバーホール。こうして見ると、確かにミッションケースを下ろした時にやった方がいいですね。
26年間、6万km弱を走ったクラッチ。お疲れ様でした。主治医によると、走行距離相応の減り方で、当たりはきれいに出ていたそうです。
こちらが新品。よく部品が出るものですね。ありがたいことです。
関連する箇所のシール類も交換して組み付け。新品は気持ちいいですね。
シャフトのブーツが破れてたのでこちらも交換。
こんな時にしかできないからと、コレクターBOXを磨いてくれたり
スイングアームの裏側をキレイに洗ってくれたり、本当にありがたいことです。
今回交換してもらった部品たち。細かいのも含めてたくさんありますね。
これらの作業を終えたR100Rをゆっくり紅茶をいただきながらお迎え。
本当にお世話になりました。
洗車&ワックス掛けをしてもらったR100Rがショールームで静かに輝いております。
後輪を手で回してみるとスーッと回って無音。クラッチは劇的に軽くなって、シフトも「スコン」と入って超スムーズに。
それなりに費用はかかりましたが不安要素もなくなり、もう完調といっていいんじゃないかと。
今回も丁寧に、理に適った作業をしてくれた主治医に感謝。これからも大事に乗ります。